小野市うるおい交流館エクラより徒歩1分 医療法人社団 輝星会 きらら歯科

その歯みがきは万病のもと②

前回、歯を磨いているのになぜ歯を失うのかを書きました。今回はその続きを書いていこうと思います。

こんなこと思われてませんか?

  • 歯みがきの仕方、オーラルケアの仕方に誤りがあったということでしたが、毎日歯を磨いているから、歯は清潔に保たれているはず。
  • 歯みがきでたまに出血するのは仕方のないこと。虫歯の治療はおわったから、当分、歯科医院にはいかなくていい。
  • 子供の頃から歯が丈夫で虫歯はほとんどないから、歯周病の心配もない。
  • 歯周病になっても痛みが出るわけでもないし、そんなに心配する必要はない。
  • 歯を失っても差し歯をすればいいし、全身の健康に関係ない。

こんな風に考えている人は少なくないと思いますが、これらはすべて誤りです。

最近、テレビでは健康をテーマにした番組が増えています。そうした影響もあるのか、一般の人たちの健康に対する意識の知識も高まっているように感じます。

その一方で、歯、口のなかの健康に関してはどうでしょうか。

大切なのは予防歯科

虫歯や歯周病をはじめとした口のなかの病気や健康に関する理解度や認知度のレベルのことを『デンタルIQ』と言いますが、デンタルIQは決して高いとは言えません。

歯も大切な臓器にもかかわらず、他の臓器に比べて軽視していないでしょうか?間違った認識や意識の低さが、『加齢とともに歯を失い、全身の健康も悪化させる』という状況を招いているように思えてなりません。

ひと昔前までは、確かに歯は痛くなったら治療をするというのが主流で、削ったり抜いたりという治療がほとんどでした。でも、ここ10年、20年の間に、歯科治療はとても進化し、できる限り歯を守りながら治療を行うようになってきました。

そして、今後は『いかに予防するか』『歯を抜かなければならなくなるほど、悪くさせないようにするにはどうするか』という『予防歯科』の考えが欠かせません。

ここで勘違いして欲しくないのですが、すでに虫歯や歯周病にかかっている人、そうした原因で幾つかの歯を失っている人にとっても、『予防』という考え方は必須です。それ以上悪くならないようにする、いまある歯を守るという予防を行うかどうかで、その後の運命は大きく変わります。

予防は、歯科医師任せではできません。一人ひとりが、デンタルIQを上げることが欠かせません。

平均寿命が男女ともに80歳を超え、近い未来『人生100年時代』もくるのではないかと言われるなか、どんな風に歳を重ねていきたいですか?美味しいのもを食べて、元気で健康で長生きしたいのか。食べられるものは限られ、心も体も不健康な状態で長生きしたいのか。当然、前者ですよね。

今後は、口のなかを健康にするためにどうしていくことが必要かを書いていきたいと思います。
 

(当院の予防歯科ページはこちら↓)
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